ばーちゃんの味

母方の祖母が先日安らかに眠りにつきましたが、
このお盆に、父方の祖母が93歳で天国に旅立ちました

とてもお料理が上手な人で、
私にとって懐かしの味といえば、祖母の味
中でも煮物が絶品で、甘味とお醤油の味がしっかりときいた下町風の煮物が得意でした
特に、油揚げをごぼうで巻いた煮物が大好きだったなぁ

毎年、お正月に集まるといろいろな料理でおもてなしをしてくれた祖母

父は兄弟が多く、それぞれ結婚していたので
皆祖母の味を真似しようと挑戦しましたが誰も再現できない

ばーちゃんは「適当だよ」と言うけれど、
ピタっといつも味が決まっていて、
幼稚園のころから「なんて美味しい料理を作る人なんだろう」と不思議に思っていました

料理を作る時、「愛情が隠し味」なんてふざけて言う人もいるけれど
それは本当だと思う
ばーちゃんの料理には、いつも秘密の調味料が入っていたんだね

だいぶ前に認知症を発症してからは、
意思の疎通が難しくなったけれど、
私にとってばーちゃんは、いつもニコニコしている人

離れて暮らしていたので、何もチカラにはなれなかったけど、
いつもそばで支えてくれた伯母やいとこには本当に感謝しています

ばーちゃんは、子供も孫も多かったから
一対一であまりゆっくり話したことはなかったけど、
幼稚園のころ一緒に旅行へ行ったね
あれは草津で、お部屋から見た雪と朝日がとてもキレイだった

ばーちゃん、また、あの味の煮物が食べたいな
今までもこれからも、ばーちゃんの煮物を越える味には巡り合わないと思う
私にとって、一生のお手本となる味です
今更こんなことを言っても仕方ないけれど、直接習いたかった

お葬式の時、奉公に出された先で料理を習得したこと、初めて知ったよ

今まで本当にありがとう
またいつか、ばーちゃんの笑顔とお料理に出会えること、今から楽しみにしてるね

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